磁気とは何?磁石の仕組みから「200mT」の意味まで わかりやすく解説
磁気ネックレスや磁気アクセサリーの商品ページを見ると、 「最大磁束密度200mT」「180mT」といった数字を目にすることがあります。
しかし、
「200mTって、実際どのくらいの強さなの?」
「そもそも磁気って何?」
「磁気は強ければ強いほど良いの?」
と疑問に思ったことはないでしょうか。
「磁気」という言葉は日常的に使われていますが、 改めて考えてみると、磁石がなぜ鉄を引きつけるのか、 磁気とは何なのかを説明するのは意外と難しいものです。
そこで今回は、まず「磁石とは何なのか」というところからスタートし、 磁気の基本、磁気の強さを表す「mT(ミリテスラ)」、 そして磁気アクセサリーにおける「200mT」の意味について、 できるだけわかりやすく解説します。
そもそも「磁石」とは?
磁石とは、周囲に磁気的な作用を及ぼす物体です。
身近なところでは、冷蔵庫にメモを貼るマグネットや、 方位磁針などが磁石の代表例です。
磁石には「N極」と「S極」があります。 異なる極同士は引き合い、同じ極同士は反発するという性質があります。
- N極とS極 → 引き合う
- N極とN極 → 反発する
- S極とS極 → 反発する
また、磁石が鉄などを引きつけることも、 磁石の代表的な性質です。
では、なぜ磁石にはこのような性質があるのでしょうか。
磁石の「磁力」はどこから生まれる?
物質を構成する原子の内部には、電子が存在しています。
電子の運動や性質によって、 非常に小さな磁気的な性質が生まれます。
通常の物質では、それらの向きがバラバラになっているため、 外から見て強い磁石としての性質は現れません。
一方、磁石になる物質では、 内部の磁気的な性質が一定の方向にそろうことで、 物質全体として強い磁気的な作用を持つようになります。
かなり簡単にイメージすると、
小さな磁気の向きがそろう
↓
物質全体として磁石の性質を持つ
ということです。
こうして磁石の周囲には、 磁気的な作用が及ぶ空間が生まれます。
これを理解するために重要になるのが 「磁界」という考え方です。
「磁石」と「磁気」は何が違う?
「磁石」と「磁気」は似た言葉ですが、 同じものではありません。
簡単に言えば、
磁石=磁気的な性質を持つ物体
磁気=磁石などによって生じる磁気的な性質や現象
と考えると分かりやすいでしょう。
磁石そのものだけを見るのではなく、 「その周囲にどのような磁気的な作用が存在しているのか」を考えるときに、 「磁気」という言葉が登場します。
磁石の周囲には「磁界」と呼ばれる磁気的な作用が及ぶ空間があります。 その磁界の状態を表す物理量のひとつが「磁束密度」です。
ここで登場するのが、 磁気アクセサリーでもよく見かける「mT」という単位です。
「mT(ミリテスラ)」とは?
磁気アクセサリーの商品説明などで、 「最大磁束密度200mT」 といった表記を見ることがあります。
この「mT」はミリテスラ(millitesla)と読み、 磁束密度を表す単位です。
「テスラ(T)」は、 磁束密度を表す国際単位系(SI)の単位です。
1Tは1,000mTなので、
200mT=0.2T
となります。
つまり「200mT」という数字は、 磁石そのものの大きさや重さを表しているわけではなく、 その磁石が作り出す磁束密度を表す数値です。
ここは意外と重要なポイントです。
「200mTの磁石」という言葉だけを聞くと、 磁石そのものの「強さ」を直接表しているように感じます。
しかし実際には、 磁束密度という物理量を示した数値です。
「磁気が強い」とは、どういうこと?
では、200mTと100mTなら、 200mTのほうが「磁気が強い」と考えてよいのでしょうか。
同じ条件で比較するのであれば、 磁束密度の数値が大きいほど、 その地点における磁束密度も大きくなります。
ただし、磁気アクセサリーでは、 磁束密度の数値だけでなく、 磁石の種類や配置、磁石と身体との距離、 製品の構造なども関係します。
特に磁束密度は、 磁石からの距離によって変化します。
そのため、「何mTなのか」という数字を見るときには、 その数値が何を示しているのかを 正しく理解することが大切です。
そして、磁気アクセサリーの磁束密度を考えるうえで、 ひとつの指標となるのが200mTです。
では、なぜ200mTなのでしょうか。
その理由を知るには、 JIS規格について見ていく必要があります。
BANDELが「200mT」にこだわる理由
では、なぜBANDELは 「200mT」という磁束密度にこだわるのでしょうか。
その理由のひとつが、 JIS T 2006「家庭用永久磁石磁気治療器」において、 永久磁石の最大磁束密度が200mT以下と 定められていることです(4.1「性能」)。
磁気アクセサリーの磁束密度を考えるうえで、 200mTはひとつの明確な指標になります。
BANDELでは、 JIS T 2006で定められている200mT以下という基準を ひとつの指標とし、 磁気アクセサリーの磁気特性を追求しています。
さらに、BANDELが大切にしているのは 磁気の性能だけではありません。
毎日身につけるアクセサリーだからこそ、 素材や質感、装着感、そしてデザインにもこだわっています。
高い磁気特性と、アクセサリーとしての美しさ。
その両方を追求することが、 BANDELの磁気アクセサリーづくりです。
BANDELの磁気アクセサリーに使われる「ネオジム磁石」
BANDELの磁気アクセサリーでは、 磁石の素材としてネオジム磁石を採用しています。
ネオジム磁石は、 現在広く利用されている永久磁石のひとつで、 非常に強い磁気特性を持つことで知られています。
小型でも比較的大きな磁束密度を得られることから、
- モーター
- スピーカー
- ハードディスク
- 各種センサー
- 磁気アクセサリー
など、さまざまな製品に利用されています。
磁石は「大きければ強い」とは限りません。
限られたスペースの中で十分な磁気特性を得るためには、 磁石そのものの素材や形状、 配置などが重要になります。
アクセサリーとして身につける製品では、 デザインや装着感も重要になるため、 単純に大きな磁石を使えばよいというわけではありません。
「200mT」という数字の意味を知ると、磁気アクセサリーの見方が変わる
「200mT」という数字だけを見ると、 なんとなく「強そう」という印象だけを持つかもしれません。
しかし、その背景には、
磁石とは何か
↓
磁気とは何か
↓
磁束密度とは何か
↓
mTは何を表しているのか
↓
200mTとは何なのか
そして、その磁石を製品の中でどう使うのか という、さまざまな要素があります。
磁気アクセサリーを選ぶときは、 数字の大きさだけを見るのではなく、 その数字が何を意味しているのかを知ることが大切です。
また、200mTという数値だけで製品の特性を判断するのではなく、 磁石の配置や磁石と身体との距離、 製品の構造なども含めて見ることが大切です。
そして、JIS規格における200mTという基準を知ることで、 磁気アクセサリーに表示されている「200mT」という数字を、 より具体的に理解できるようになります。
まとめ
今回は、磁石の基本から 「200mT」という数字の意味までを解説しました。
ポイントをまとめると、
- 磁石は周囲に磁気的な作用を及ぼす物体
- 磁石の周囲には磁界が形成される
- 「mT(ミリテスラ)」は磁束密度を表す単位
- 200mT=0.2T
- 磁束密度は磁石からの距離などによって変化する
- JIS T 2006「家庭用永久磁石磁気治療器」では、永久磁石の最大磁束密度が200mT以下と定められている
- BANDELでは、その200mT以下という基準をひとつの指標として、磁気アクセサリーの磁気特性を追求している
「200mT」という数字の背景を知ることで、 磁気アクセサリーを選ぶときの見方も 変わってくるのではないでしょうか。
BANDELは、磁気の特性を追求するだけでなく、 毎日身につけたくなるアクセサリーとしての デザインや素材にもこだわり、 機能とスタイルを両立した磁気アクセサリーを提案しています。